桜の園 - 岩波文庫 (チェーホフ作、小野理子訳)

桜の園 (岩波文庫)
チェーホフの『桜の園』(ISBN:4003262255)を読了する。いわずと知れたロシア演劇の名作。ひさしぶりの戯曲だった。ラネーフスカヤなどのロシアの人名は馴染みがないので、読み進めていくなか、頻繁に巻頭の登場人物の頁をめくることなった。翻訳もすばらしいし、巻末の解説を読むと一層理解が深まる。読後、悲壮なラストだなと思ったが、実は作者は喜劇として位置付けているのは興味深い。