フリーターという生き方 / 小杉礼子 (著)

フリーターという生き方
フリーターという生き方』(ISBN:4326652764)を読了。フリーターと呼ばれる若者の実態を明らかにして、それはどんな問題であるのか、またどのような対策が必要であるかを論じている。フリーターは、職業能力形成、収入の面で不利益をこうむることをデータから指摘しており、これは世間での体験とも合致するだろう。聞き取り調査での若者の回答を読むと、「これじゃだめだな」と思うものも多い。周りにいないタイプの若者だ。
本書では、数多くのヒアリング結果などの統計データをもとに論が展開されるので、すらすらと読み進むというわけにはいかないかもしれない。