イギリスはおいしい - 林望 (著)

イギリスはおいしい (文春文庫)
イギリスはおいしい』(ISBN:4167570025)を読み終える。日本エッセイスト・クラブ賞受賞の話題作。イギリスの生活に対する筆者の視点が楽しい。とくに、ケンブリッジの「ハイテーブル・ディナー」の記述は興味深い。ガウンに関するあたりは歴史を感じさせる。最近は、東大でも卒業式にガウン着用が導入されたらしいが、それとは違った重みがあるようだ。
が、「フィッシュ・アンド・チップス」のエッセイを読んでも、筆者が繰り返しおいしくないといっているように、正直あまり食べたくならなかった。やっぱり、イギリス料理は不味そうなのだ。きっと、不味いね。