江戸川乱歩と大衆の20世紀展

東武百貨店 池袋店で開催されている「江戸川乱歩と大衆の20世紀展」に出かける。会場は随分混んでおり、乱歩への関心の程が窺える。百貨店の催しにしては、なかなか充実した展示であった。特に、「貼雑(はりまぜ)年譜)」というスクラップブックに惹かれる。これからすると几帳面な人だったようだ。
そのあと、立教大学にある旧江戸川乱歩邸を見学に行く。現地に到着すると、なんと80分待ちとの表示があり、教室で待たされるが、それほど待たずに順番が来る。書斎の他、自ら「幻影城」と呼んだ土蔵の書庫も公開されていたが、ほんの半畳ほど入れるだけで、その先はガラスで隔てられていた。そんなものだろう。