衝動買い日記 / 鹿島茂 (著)

衝動買い日記

衝動買い日記



を、読了する。全24アイテムの衝動買いの顛末日記。「中央公論」連載のエッセイをまとめたもの。クレジットカードは、「願望実現機*1」というのは、達観かもしれない。エッセイは、それぞれ面白いのだが、やはり自分の興味のある次のようなアイテムが気になる。

通勤鞄
本書にあるように、私も同じ鞄を持っている人を見るととても気になる。私の持っている鞄のブランドがブレイクしたので、最近つとに似たタイプの鞄を見かけることが多くなった。ただ、ブレイクするのには理由があり、機能的にはおおいに気にいっているので、また同じブランドに買い換えてしまいそうだ。
封書用ペーバーナイフ
フランスのペーバーナイフは尖っていないのか。何本がペーバーナイフを持っているが、いづれも封筒を開封する際に隙間に入れられるように、尖ったものを無意識に選んでいるようだ。慌てているときは、指で開封したくなる気持ちは分るが、内容物を破損させたことがあるので、いまは、必ずペーバーナイフを使うようにしている。イラストの取手の先に付いているものは何かと読み進めると、ステプラの針を取り除くためのものらしい。これはあまり役に立たなそうだ。
本棚
筆者の本の洪水ぶりは想像を絶する。これは定期的に処分しないと駄目だろうな、と思う。が、そうはしていなく本の中で暮らしているようだ。本を捨てられない人は周りにもいる。本書で紹介している移動式本棚というのも、これでは気休めだろう。部屋が狭くなるだけだ。筆者宅には、壁一面が作りつけの本棚になっているらしいが、これは私の夢だ。いつかは実現したい。
シュレッダー
欲しい。量販店にもいろいろと展示されている。ピンキリのようだが、どう選んだらよいものか。メンテナンスは必要なのか。気になる。

*1:ロバート・シュエリーのSF短編らしい