趣都の誕生 萌える都市アキハバラ / 森川嘉一郎 (著)

趣都の誕生 萌える都市アキハバラ

趣都の誕生 萌える都市アキハバラ



読了。家電からパソコンの街へ変化したあたりまでは実体験があった。そのあと、地方に赴任して帰京したあと1997年頃から萌える都市に変貌を見て唖然としたものだ。なるほど、このような構図になっていたのか。多少、衒学的かなと感じる部分もあるものの、博識あるオタク論はなかなか興味深く読むことができた。一読の価値あり。エヴァンゲリオンの成功が、アキハバラのオタク化の契機になっていたというのは頷ける。
今後、秋葉原クロスフィールドの竣工によるIT企業の進出、または、つくばエキスプレスの開通を機に、秋葉原の構造もまた変わるのだろうか。最近は足が遠のいているが、昔のなじみとしては気になるところだ。

あれこれ探していると筆者・森川嘉一郎さんのホームページを見つけた。本書の素材も公開されている。