NHKスペシャル「フリーター漂流」

昨晩、再放送されていたNHKスペシャル「フリーター漂流」を観た。製造現場を転々とする若者たちが100万人もいると紹介されていた。番組では、請負会社がフリーターを集めて、請負先であるメーカーの工場に送り込み、ロボットのような単純作業に従事させていた。しかも、請負であるという理由で労働条件はメーカーに直接派遣されている者より劣悪だ。
少し前までは、製造業での人材派遣は制限されており、パートなどでやりくりしていたのだが、現在では、国際競争力という名のもとに相当に酷いことになっているようだ。およそ魅力的とは云えない、そのような職場でも、応募者があるというのは、若年層の雇用環境がそれほど厳しいということだろうか。「モノづくり」というにはほど遠い、スキルとは無縁の寥々とした職場だ。見ていてつらくなった。