ドラマ・とっておきの青春

先日再放送されていたNHKドラマ「とっておきの青春」を、一気に録画で観た。1988年放映。全10回。原作の井沢満が脚本も担当しており、緒形拳斉藤由貴の親娘のそれぞれの結婚の軸に展開する良質のホームドラマ。祖父、父、娘の三世代が、それぞれの「青春」を模索する。大家族もいいかなァと思わせる。
出演者はみな若いが、とにかく斉藤由貴が本当にかわいい。また、唐沢寿明がフラレ役の若者として出演しており、将来の大成の片鱗は感じられないずに冴えない。
斉藤は、都庁に勤めるOLという設定だが、新宿に移転する前なので、丸の内の旧都庁の様子が映り、これもなかなか懐かしい。年代と感じさせると云えば、女性の服装だろうか。肩パットががっしりと入ったスーツなど、今どき絶対に見られないものだ。
なお、本作が往年の名優である小沢栄太郎*1の遺作である。『白い巨塔』での鵜飼医学部長が印象に残る。