eメールの達人になる / 村上龍

eメールの達人になる

eメールの達人になる

読了。非常に個人的なメール講座。村上龍とのコミュニケーションには必須か(笑)。読者が、そのまま実践して、うまくいくかは疑問があるが、一理あると思うことも多い。以下、感想:

  • 「敬語は必要最低限に」、「要領よく簡潔に伝える」、「美文家になる必要は全くない」というのは、まったく同意。だた、敬語は相手次第だろうな。
  • available, reponse, reply, better (even better という表現もあった)といった英単語は、たしか便利だ。でも使いすぎには注意が要る。
  • 「●」が、文章の区切りに使っているが、このような用例は見たことがない。ちょっとおもしろい。
  • 敬語の扱いを示すあたりに、シニカルな例として、「了解していだけると幸甚です」というのがあるが、「幸甚」は「こうじん」と読むらしいが、さすがにこのようなカビの生えたような表現にはお目にかかれないが、このような表現を仕入れておくとネタとしていいかも。

本書の後半は、友人や関係者とのメールをコメント付きの実例集であり短時間で読めるだろう。渡辺真里さんのかわいいメールにも注目。