鏡の女たち

なんとか時間がとれたので、新文芸坐での吉田喜重の特集上映オールナイト以来、関心があった「 鏡の女たち」を恵比寿・東京都写真美術館で鑑賞する。

吉田喜重監督作品ということで、また「告白的女優論」のような難解な作品かと覚悟して出かけたが、今回はそれほどではなかった。あえて不遜を承知で一言でいえば、「平和を希求する女性映画」でしょうか。終盤のシナリオが甘い気がしたが、深い作品だった。一見の価値あり。

東京都写真美術館のホールは、今回はじめだったが、設備はかなり立派でシートも肘掛が太い立派なものであった。公共施設のせいか、フィルムセンターと同様に館内の飲食は禁止。恵比寿ガーデンプレイスには、何年かぶりに行ったが、あいかわらず駅から遠くアクセスが悪い。帰りは、埼京線に乗ったが、いつのまにか新木場まで延伸されていたのは、発見であった。