女系家族(1963/大映)

銀座シネパトスの「京マチ子 《国際女優》」で、「女系家族」を鑑賞する。
この映画は、まちがいなく傑作だ。相続争いをする長女・藤代(京マチ子)と次女・千寿(鳳八千代)、また三女・雛子(高田美和)の三姉妹、大番頭の中村鴈治郎、そして妾の若尾文子いづれもキャラがたっておりすばらしい。三隅研次監督の演出も文句ない出来だ。もっと評価されてもよい作品。ことさらに若尾文子が艶っぽい。