大日本帝国(1982/東映)

大日本帝国 [DVD]
中野武蔵野ホールで、『大日本帝国』を鑑賞する。3時間で500円はお得(?)。

監督:舛田利雄
脚本:笠原和夫
出演:丹波哲郎/三浦友和/あおい輝彦/西郷輝彦/篠田三郎/関根恵子/夏目雅子/佳那晃子/若山富三郎

試写会に黛敏郎という右翼の作曲家が来ましてね(笑)、これを見て、「これは非常に巧みに作られた左翼映画だ」と言ったんですよ。そのあと、山本薩夫という左翼の映画監督が見にきましてね(笑)、「これは非常にうまくつくられた右翼映画だ」と。 ◎:今でも「大日本帝国」は戦争賛美映画だと言われてますよね。 笠原:そうなんだよ。それで思い出すのはね、当時テレビ朝日に呼ばれて、「トゥナイト」に天尾と二人で出たんだけど、田原総一郎に今なぜこんな映画をつくるんだよと批判的に聞かれたんだよ。けれどもこのあいだ「朝まで生テレビ」をみていたら、何かの拍子で「大日本帝国」というのが出てきて、田原総一郎があれは反戦映画だと言っている。あれは天皇の戦争責任を追求した反戦映画だと。おう、考え方が変わったのかと思ってね(笑)。
(チラシより)


  • 五木ひろしの唄が泣かせます。テーマも終始流れます。
  • 敗戦を描くとどうしてもこうなるのか。でも、緻密な考証。
  • 山口百恵特集に引き続き、またも三浦友和が登場。
  • 関根恵子は、さすが「高校生ブルース」当時からは演技が長足の進歩。でも、脱いでません。
  • 丹波哲郎東条英機ははまり役。
  • 篠田三郎が、インテリ将校で、流暢な英語を披露。帝大生だとみんな英語できたのか。