海女の化物屋敷(1959/新東宝)

海女の化物屋敷 [DVD]
銀座シネパトスで、『海女の化物屋敷』(監督: 曲谷守平)を鑑賞する。
タイトルどおりの海女の化け物は出てこないのは、新東宝らしい。海女映画というジャンルがあるのか定かではないが、新東宝の娯楽映画を極めたといえるサービス精神旺盛な映画である。
まず、海女のセクハラまがい衣装がすごい。長襦袢でパンツルックという不思議なコスチュームなので、是非一度観ていただきたい。さらに濡れるとスケスケな布地なので、ウエットTシャツ状態でサービス満点だ。
三原葉子は海女ではなくてがっかりしていると、風呂上がりのシーンや誘拐されて下着姿にされたりと、決して期待を裏切らない。さらに、キャットファイトや水中撮影など、とにかく観客を裏切らないキワモノ映画だ。
ラストで、沼田曜一が足を滑らせ水中銃で自爆するところでも、きっちり会場から笑いをとってくれる。とにかく、キワモノ映画の金字塔といえる一作である。