銀幕の東京―映画でよみがえる昭和 (中公新書)

『銀幕の東京』(ISBN:4121014774)が書店で目に留まる。
昔の映画を観て往時の東京の風景に思いをはせているのは、私だけではなかった。ただし、世代が違うのだろうが、本書は昭和20、30年代をターゲットとしているのに対し、私はせいぜい昭和40、50年代である。日本映画の盛期を考えると前者がおもしろいのだろうが、いかんせん実体験がない時代はいまひとつ気分が乗らない。