新・座頭市物語(1963/大映)

新文芸坐で、『新・座頭市物語』(田中徳三 監督)を鑑賞する。「勝新太郎映画祭」の中の一本。シリーズ第三作。座頭市は、旅の途中で、剣の師匠・河津清三郎に出会い、その妹といい仲になる。この師匠が欲に溺れ天狗党の残党の悪巧みに加担するが、その行状に座頭市は師匠と剣を交え、妹の前でこれを斬ってしまう。この頃から座頭市が庶民の味方といったエピソードが多くなり、「我らがヒーロー」といった傾向が強くなってくる。
ちなみに、本作品から総天然色となっている。