ポルノ時代劇 忘八武士道 (1973/東映)

自由が丘武蔵野館で、『ポルノ時代劇 忘八武士道』(石井輝男 監督)を鑑賞する。「ポルノ時代劇」を冠しているだけあって無意味に裸体が次々に登場する。殺陣では、手や耳や首が飛びかうスプラッタぶりで石井ワールドが炸裂。つまり、「エログロ」路線のカルト映画だ。長髪の丹波哲郎扮する明日死能は超人的な強さでカッコいい。原作は小池一雄小島剛夕コンビのコミックらしいので、一度読んでみたい。忘八とは孝、悌、忠、信、礼、義、廉、恥の八つの徳を忘れた者のことで、人でなしのことをいう。アンヌ隊員ことひし美ゆり子が脱ぎまくっているのも見どころか。
上映前に、製作・監督・脚本 丹波哲郎の『砂の小舟』の予告編をはじめて観た。これまたキワモノ映画だ。丹波哲郎特集のオールナイトが明日予定されている。