TOEFL・TOEICと日本人の英語力―資格主義から実力主義へ

TOEFL・TOEICと日本人の英語力―資格主義から実力主義へ (講談社現代新書)
TOEFLTOEICと日本人の英語力―資格主義から実力主義へ』(鳥飼玖美子 著, ISBN:4061496050)を読了する。
筆者は、英語の資格試験を過信しすぎる現状に警告を発しており、何のために英語を勉強するかを自問することが重要だと説いている。また、TOEIC,TOEFL,英検などの英語検定の特徴、内容を紹介しており、それぞれの検定が世間に理解されていないことを懸念している。スコアに拘泥するのは無意味で、「スコアを上げるために勉強するとなると、それは本末転倒である」と断じている。でも、スコアは欲しいというのは、率直は心情ではある。
All About JapanTOEIC・英語検定 のガイドである中田達也氏が、本書をここで紹介しており参考になるだろう。ちなみに、中田達也氏は著者の教え子とのこと。
筆者は、懐かしい「百万人の英語」(ラジオ講座)を担当していたので、その番組で覚えている人もいるのではないだろうか。