ウインドトーカーズ(2002/米)

ウインドトーカーズ [DVD]
DVDレンタルで、『ウインドトーカーズ』(ジョン・ウー監督、ASIN:B0000AFOE8)を鑑賞する。第二次大戦のサイパン攻略などの対日戦線でのナバホ族の暗号通信兵(コード・トーカー)の活躍を描く。米軍はナバホ語を基にして、強い暗号を開発しナバホ族*1を通信兵にしていた。これは史実に基づいているとのことだ。そして、通信兵には護衛がつくが、捕虜になる恐れがある場合は、暗号の機密を守るため通信兵を殺害するように命令されていた。その護衛(ニコラス・ケイジ)の過去の戦闘で受けたトラウマが一応描かれているが、人物描写に深みに欠けおり、肝心の通信兵との友情や葛藤に入り込めない。まあ、絶え間なく展開する戦争アクションシーンを堪能して観るのがよいだろう。それにしても、当時、日本軍にあれだけの装備が残っていたのだろうか。また、米軍進攻による民間人の犠牲についてもきちんと描いてほしかった。

*1:アメリ先住民族のひとつ[Navajo]