悠久の大義

1945年6月23日、沖縄戦の牛島指令官が「最後まで敢闘し悠久の大義に生くべし」との最後の軍令を発している。その後、指令は自決するが、残された部下や民間人は降伏を許されず、玉砕もしくは自決することになり多数の犠牲を出し、日本が無条件降伏を受諾した後も戦い続け、さらに無駄な犠牲を出している。以下は、その指令だが「同慶の至り」と言っているあたりは凄い。

将兵ノ三ヶ月ニワタル勇敢戦闘ニヨリ遺憾ナク軍ノ任務ヲ遂行シ得タルハ同慶ノ至リナリ。然レドモ、今ヤ刀折レ矢尽キ、軍ノ命旦夕ニ迫ル。既ニ部隊間ノ連絡杜絶セントシ、軍司令官ノ指揮困難トナレリ。爾後各部隊ハ各局地ニオケル生存者ノ上級者コレヲ指揮シ最後マデ敢闘シ悠久ノ大義ニ生クベシ。