惰眠を貪る国へ - 石原慎太郎 (著)


惰眠を貪る国へ―東京をテコに国を変える挑戦
『惰眠を貪る国へ―東京をテコに国を変える挑戦 』(ISBN:4594045626)を読了する。「正論*1」誌上のインタビューや対談*2を集成したもの。いろいろな意見があるだろうが、彼のリーダーシップは認めざるを得ない。都知事就任以来、われらが都政は方向性の是非を別にして、前任の青島幸男が無策だったということもあるが、確実に変革されているのが住民として実感できる。「石原節全開」の本書を読むと、石原氏は単純に右翼というわけではなく、実は筋の通った信念の拠って行動していることがわかる。産経新聞からの発信ではあるが、慎重に一読してみるのもいいかもしれない。
「惰眠」の文字が大きく踊る表紙のデザインは目を惹く。

*1:http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/seiron.html

*2:なかでは福田和也との対談が面白いが、対極の人との対談も収録してほしい。インタビューでの「合の手」が絶妙なのは産経ならではだろう。