キル・ビル Vol.2 (2004/米)

キル・ビル Vol.2 [DVD]
新宿ジョイシネマ2で、『キル・ビル Vol.2』(クエンティン・タランティーノ監督)を鑑賞する。スプラッタ・ムービーと化していた前作に比べて落ち着いた作品になっている。みんな普通に芝居をしており、最終章ではビルとザ・ブライドとの駆け引きで台詞の妙も楽しめる。本当のラブ・ストーリーなのだ。今回は香港カンフー映画にオマージュを捧げているのか、カンフー修行のシーンではザラザラとした画質で雰囲気*1が出ており、さすがに徹底しているなと感じた。ただ、「五点掌爆心拳*2」というのはいったい…「北斗の拳」じゃないのだから。オープンカーで疾走するモノクロのシーンはカッコイイ。
一応、本作品で完結としているが、無理やりにでも続編を作れそうな予感もある。ちなみに、ポスターにある「ウエディングドレス姿で日本刀を振り回すユマ・サーマン」といったシーンはない。宣伝用の写真のようだ。

*1:昔の香港映画の雰囲気を狙ったのだろうか。ロケ地はテロップから見ると北京のようだ。

*2:たぶん、劇中では"Five-Point Palm Exploding Heart Technique"とか言っていた。