デイ・アフター・トゥモロー (2004/米)

池袋シネマサンシャインで『デイ・アフター・トゥモロー』(ローランド・エメリッヒ監督)を鑑賞する。地球温暖化により世界各地が前例のない異常気象に見舞われる。気温が急激に下がり始め、北半球は氷河期に突入してゆく、といったあまりに荒唐無稽な話。
飛行中のヘリコプターの燃料が瞬く間に凍結して墜落するという、リアリティに乏しいシーンは観ていて萎える。米大統領があっさり死んでしまうのも、どんなものだろうか。米政府の災害の対応を緻密に描いていけば面白かったのではないかと思う。
避難民が、暖をとる為、図書館の蔵書を次々に暖炉にくべるあたりはちょっといい。また、タンカーで狼に襲われるシーンはアイディア賞ものか。まあ、SFXは期待どおりなので、好きな人はどうぞ。東京のシーンが、とってつけたように僅かながらあるのも愛嬌か。
この映画を観たあと、最新SFXで『日本沈没』がリメイクされないかなと、ふと思った。