餌食(1979/獅子プロ)

ラピュタ阿佐ヶ谷で『餌食』(若松孝二監督)を鑑賞する。「日本アウトロー伝説 第三弾 絶体絶命」の最初の作品。
アメリカ帰りのロック歌手が“レゲエ”を土産に帰国。内田裕也の強烈なキャラクタで突っ走る。世間に受け入れられない怒りが大量無差別殺人へと向かう…。いきなり、南部式自動拳銃*1を乱射するとは…。あれだけ連射はできないのでわ、というツッコミはなしだ。出演者では、多々良純がいい。『水のないプール』、『十階のモスキート』へ連なる内田裕也のファンキーな一作だ。余談だが、近田春夫が端役で特別出演しているのも見逃せない。