ガメラ対大悪獣ギロン(1969/大映)

ガメラ対ギロン [DVD]
銀座シネパトスで『ガメラ対大悪獣ギロン』(監督:湯浅憲明)を鑑賞する。昭和ガメラシリーズの第5弾。
ストーリーは忘れていたが、怪獣「ギロン」の頭が刃物というインパクトのある造形は印象に残っていた。すっかり子供の味方となったガメラは、連れ去られた子供二人を追って第十惑星に向かう。なぜか、そこでギャオスも登場してサービス満点。敵の宇宙人が、あばずれ風の女二人といった演出もなかなかいい。
戦闘シーンは、ガメラが鉄棒で大車輪などのコミカルな動きは、完全にイロモノと化していて、シリアスな雰囲気がまるでない。一方、出演者では、大村崑が交番勤務の駐在を好演していて、子供との掛け合いが愉快だ。昭和ガメラの代表作のひとつと言っていいだろう。それなりに楽しめる。