宇宙怪獣ガメラ(1980/大映)

宇宙怪獣ガメラ [DVD]
銀座シネパトスで『宇宙怪獣ガメラ』(監督: 湯浅憲明)を鑑賞する。「大怪獣ガメラ大全」のラスト。
前作から9年ぶりの昭和ガメラであるが、怪獣シーンは、すべて過去の作品からの流用である。特撮シーン以外も過去のフィルムを使いまわしており、かなり貧乏くさい。おまけに、脈絡なく「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」のアニメが登場する始末。もはや理解不能である。さらに、マッハ文朱らが扮する正義の宇宙人が何回も変身するのも意味不明だ。マッハ文朱は、お約束でプロレスもどきの格闘シーンを披露している。ガタイがいい。
ガメラの集大成のはずが、とんだキワモノとなっている。いわゆる異色作。
シネパトスのレイトショウは、しばらくお休みのようだ。さみしい。