バカの壁 / 養老孟司 (著)

バカの壁 (新潮新書)
いまさらながら、『バカの壁』(ISBN:4106100037)を読了する。本書が、なぜこれほどのベストセラーなのかわからない。そんなにいいかなぁ。まえがきにある「バカの壁」という考え方は面白いのだが、内容が散漫である。もう少しかっちり組み立ててほしいものだ。終章の「一元論を超えて」あたりは頷ける内容も多いのだが、そこに至る道筋を明確に示して欲しい。話の展開に飛躍が多すぎる。説教くさいのも難。