本のお口よごしですが / 出久根達郎 (著)

本のお口よごしですが (講談社文庫)
『本のお口よごしですが』(ISBN:4061857207)を読了する。
古書店の店主が書いたエッセイ。おもしろい。作者の博学ぶりに舌を巻く。また、達意の文章というのは、このようなものを言うのだろう。短編エッセイのお手本のような一冊。一編一編が短いので、電車に読むのに適している。このような短編こそ大切に読みたいのだが、結局は相当な速度で読んでしまった。