太陽の墓場 (1960/松竹)

ポレポレ東中野で『太陽の墓場』(監督: 大島渚)を鑑賞する。映画編集者・浦岡敬一の特集企画の一本。監督や脚本家の特集は、よく企画されるが、編集者に焦点があたるのは珍しい。松竹の出身らしいが、このような旧作の上映機会があるのはうれしい。
大島渚監督の第3作。大阪のドヤ街を舞台に、日雇い労働者から不法に採血したり、戸籍を売買する愚連隊の無法ぶりを軸に展開する青春の残酷劇。主演の炎加世子のするどい面構えが印象的だ。