軍旗はためく下に(1972/新星映画社)

ポレポレ東中野で『軍旗はためく下に』(監督:深作欣二)を鑑賞する。ストップモーションを多用した凝ったシーケンスが印象的だ。これは庶民から見た反戦映画といっていいだろう。処刑される時、富樫軍曹はなんと叫んだのだろう。「天皇陛下…」。
この映画を観ると、かつて「文句があるなら、偉くなったみろ」とほざいた上司を思い出す。いつの世でも割を食うのは、下層階級なのだよ。それなら、偉くなってみようじゃないの。でも、まったりが好きのさ。