眠狂四郎勝負(1964/大映)

眠狂四郎勝負 [DVD]
シネスイッチ銀座で『眠狂四郎勝負』(監督:三隅研次)を鑑賞する。市川雷蔵映画祭 「艶麗」の企画上映であり、年配層でかなり混んでいた。入場料が1600円なのは、銀座価格であろうか。「眠狂四郎」シリーズの第2弾。このシリーズは、初期の作品が擦れてなくてよい。
冒頭、雑踏のなか女スリを裸に剥くシーンで、以前観たのを思い出す。勘定奉行(加藤嘉)とのやりとりが楽しいし、刺客らとの殺陣も見ごたえ十分で満腹になる。日本映画の最盛期ならでは贅沢な雰囲気も堪能できる。それにしても、三隅監督の映像は美しい。ニュープリントがうれしい。
この企画では、上映前に雷蔵関連の映画の予告編が上映される。今日は、『女と三悪人』だった。