やっぱり、ひとりが楽でいい!? / 岸本葉子 (著)

やっぱり、ひとりが楽でいい!? (講談社プラスアルファ文庫)

やっぱり、ひとりが楽でいい!? (講談社プラスアルファ文庫)



を読了する。単行本は1994年の出版とあるので、ちょうど10年前の話ということになる。以前、吉祥寺のマンションを衝動買いした話を読んだが、この本によれば、その前は西荻に住まいしていたようだ。作者も中央線なヒトだったとは…。サウナの話には、荻窪の「湯〜とぴあ」も登場し、ずっと身近に感じられた。
スケジュールを入れるのが嫌というのは、私と共通であるが、会社勤めの身であるので、それほど徹底はできない。自宅で仕事というのは、本当にうらやましい。
トラッドな服装を好み、「ニューヨーカー」を贔屓にしているのも、好みが似ているかも。いまは、もっと稼ぎがいいから「ブルックスブラザーズ」にグレードアップしているかしらん。
また、この本では男性遍歴も披瀝していて、二股かけて男性と付き合っていた時期もあるようだが、あまりドロドロとした経験はないと見受けた。立派な人間嫌いなので、これもむべなるかな。東大卒だし…。
ひとりの女性の内面をかいま見るという覗き見趣味としては、なかなか愉しい。