松下電器産業製品不買運動

今月、東京地裁で、ジャストシステム社の販売しているワープロソフト「一太郎」およびドローソフト「花子」の機能が 松下電器産業の特許を侵害しているという衝撃的な判決が下された。この判決の是非はひとまず措いておくとして、下記Uバーナーのように松下の動きが、一部の消費者に「特許制度を悪用した倫理欠如の典型例」と捉えられているということは無視できない。今回の特許が、バルーンヘルプ、ヘルプトピックなどで、既に広く利用されている技術であることを考えると、特に、ソフトウエア技術者は、松下に決して良い印象はもたないだろう。
しかし、単純に法律論で議論するだけでなく、曖昧な「企業倫理」を振りかざすのも、これまた厄介ではある。企業は、多数の知材専任者を配置して、企業利益と追求しているのである。オレ様の特許を侵すヤツは許さないぞ、と目を光らせているのだ。とれるとこからはとる。その金を投資して、さらに製品を開発するとともに新たな特許を取得する。これが、資本主義というものだ。弱肉強食。