スパイ・バウンド(2004/仏=伊=スペイン)

ユナイテッド・シネマとしまえんで、『スパイ・バウンド』(監督: フレデリック・シェンデルフェル)を衝動的に鑑賞する。場内は閑散。
フランス対外保安総局(DGSE: Direction Generale de la Securite Exterieure)のスパイとして活動するヒロインが、スパイ稼業から足を洗おうとする。その彼女を救おうとする男の孤独な闘いを描く。スパイがスーパーマンではなく、坦々と地味な作業を繰り返すひとりの人間、プロフェッショナルとして描かれているのは、好感を持てる。派手なアクションないが、なかなかの骨太のサスペンス。二人が車で逃亡するところであっけなく終了するが、あれで逃げ切れるのか…。続編への含みたっぷりで終了だ。

スパイ・バウンドといったタイトルだが、仏語の映画だった。『クリムゾン・リバー』のでも思ったことだが、なんで英語のタイトルを付けたがるのかなぁ。昔は結構いい邦題があったのだが。