リンボウ先生の書斎のある暮らし / 林望 (著)



読了。巻頭に著者の書斎や書庫の写真が載っている。プロの仕事場ということを差し引いても、さすがに立派なものだ。書斎遍歴というべき章で、現在の環境に至った経緯が詳しく説明されていて興味深い。
本書を読んでいて、かつてのベストセラーである『知的生活の方法』(ISBN:4061158368)を思い出し、読み直して見たくなった。本書で、パソコンなどのOA機器の効用について紙面を割いており、その点は新しい。
また、書斎とは少し離れるが、「人に投資せよ」「人付き合いは不義理をせよ」といった個を大切にするライフスタイルの提案はおおいに共感できる。しかし、サラリーマン経験のない筆者には見えていないこともあるのではないか、とも思ってみたりする。
道具では、アルテミデの照明スタンド*1(ちと高い)、書見台などは試してみたいものだ。

*1:写真からは、TOLOMEO TERRA というモデルのようだ。机に装着するのではなく床に置くスタンドのタイプ。いいかも。