ナショナル・ギャラリー

明日の列車の時刻を調べるため、駅に寄った後,再びナショナル・ギャラリーを訪れる。
フェルメールの絵画が目当てだ。ここには、「ヴァージナルの前に立つ女」と「ヴァージナルの前に座る女」が展示されていた。ヴァージナルは長方形の箱の中に、弦が鍵盤に対して斜めに張られているチェンバロに似た楽器だ。この2つの作品が対になっているとする説もあるようだが、どうなのだろう。「ヴァージナルの前に立つ女」のほうが、断然いい。「ヴァージナルの前に座る女」は、雑な感じで魅力に乏しい。
これだけ充実した展示で入場無料というのが、すばらしい。日本も無料とはいわないが、もうちょっと何とかして欲しいものだ。
帰国後、「ドレスデン展」(国立西洋美術館: 6月28日〜9月19日)が開催され、「窓辺で手紙を読む若い女」も出展されることをキャッチする。