女の中にいる他人(1966/東宝)

女が階段を上る時』との2本立てだったので、あまり期待せずに引き続き鑑賞する。
エドワード・アタイヤの推理小説「細い線」を原作に、成瀬巳喜男 監督がはじめて取り組んだフィルムノアール調の心理サスペンス。
自首しようとする夫を殺そうとする冷酷さと、見せかけの貞淑さとが同居する妻を新玉三千代が好演している。ストーリーはありきたりだが、最後までひきつけられる。

http://www.jmdb.ne.jp/1966/cp000150.htm