野良猫ロック 暴走集団’71(1971/日活)

ラピュタ阿佐ヶ谷で『野良猫ロック 暴走集団’71*1』(藤田敏八監督)を鑑賞する。「原田芳雄 特集」の最初の一本。地井武男が演じる隆明(たかあき)が「りゅうめい」と呼ばれるのは、吉本隆明の影響だろうか。「ザ・モップス*2」が意味もなく登場するのも一見の価値あり。「さそり*3」で俺的にブレイクする前の梶芽衣子が超ミニスカートで出ているがあまりぱっとしない。戸浦六宏がいい意味で期待を裏切っており、いい味を出している。
ちなみに、「野良猫ロック」シリーズ最後の作品であり、「ビンパチ」を監督に得て一段と突き抜けている。敏八監督らしい作品だ。

*1:http://www.jmdb.ne.jp/1971/cu000020.htm

*2:グループサウンド出身のロックバンド / http://music.goo.ne.jp/artist/ARTLISD1147060.html

*3:『女囚701号 さそり』の松島ナミ役で一世を風靡する。タランティーノにも影響を与える。