犯された白衣 (1967/若松プロ)

銀座シネパトスで『犯された白衣』(監督: 若松孝二)を鑑賞する。シカゴの看護婦集団殺人をモチーフにして作成されたという。看護婦寮に侵入する男が、次々に女たちを殺害していく。台詞が少なく緊張感のある展開だ。なぜひとりだけ殺されなかったのか、というのがテーマだろうか。パートカラーが効果的に使われているのも見どころだ。
当時の唐十郎といえば、私にとって『銭ゲバ』(1970)の印象があまりにも強烈だ。本作でも、どうもイメージを重ねてしまう。