キャットウーマン(2004/米)

ユナイテッド・シネマとしまえんで『キャットウーマン』(監督:ピトフ)を鑑賞する。これは主演のハル・ベリーのプロモーションフィルムだろうか。ストーリーはあまり関係ない。キャットウーマンのコスチュームは露出度が高いのだが、なぜかセクシーさが足らないようだ。あえて健康的な演出なのだろう。キャットウーマンになる前、フツーのOLの時の情けない様子が意外によかった。
映像面では、低予算なのだろうか、CGでの動きにぎこちないシーンが目立った。また、おもしろかったのは、寿司ネタだけをペロリと食べるシーンと、高級車ジャガーのエンブレムと見合うシーンだ。
この映画の難点は、敵役がいない点だろう。最後のシャロン・ストーンとの対決シーンも、少々物足りない。やはり超人的な能力を持つ敵が必要だ。若返りクリーム“ビューリン”という発想はおもしろいが、ストリーは安直だ。