ゴルゴ13 九竜の首 (1977/東映)

ラピュタ阿佐ヶ谷で『ゴルゴ13 九竜の首』(監督: 野田幸男)を観た。「過剰な生き方のススメ〜嗚呼、七〇年代劇画イズム」なる企画の一本。もちろん、さいとうたかお原作の劇画の映画化である。
千葉真一が主演で、かなり無理のあるメイクでゴルゴを演じている。よく引き受けたものだ。千葉ちゃんを見ると、いまはなき自由が丘武蔵野館でのトークショウを思い出してしまう。
返還前の香港でのロケは、なかなか味があっていい。せっかく香港の俳優が出演しているのに、セリフが全編吹き替えなのがちょっとつまらない。
また、序盤で殉職してしまうが、女刑事役の志穂美悦子がよかった。お気に入りです。