機動戦士Ζガンダム 星を継ぐ者(2005/松竹)

シネ・リーブル池袋で『機動戦士Ζガンダム 星を継ぐ者』(監督:富野由悠季)を鑑賞する。他の劇場で二度ほど満員で入れなかったが、今回はなんとか入場できた。アレな人たちは一巡したということか。
テレビ放映時にリアルタイムで見ていた者としては、スクリーンでこの作品に出会えることは、大きな感慨がある。
新旧作画については議論百出だが、違和感はあるが不快感はなかった。といっても、貧乏くさいことは確かで、全編新作にしたらどれほどすばらしいと思うのだが…。カミーユが悩める青年ではなく、自我が確立した強いキャラクタとして描かれているのは新鮮だ。
まぁ理屈抜きに大スクリーンで、新しい作画のMSが躍動するのを見るだけでも実に楽しい。また、アムロとシャアが再会するシーンは、やはり感動的。歴史に残るシーンだろう。
オリジナルから20年を経ているので、同じ声優が演じていても声が変わるというのは仕方ないところだが、シロッコの声は、ちょっと違うと思った。イメージが固定しているから始末に悪い。
今回の興行的な成否は気になるが、次回作はさらに予算を投入して新作のパートを増やしてほしいものだ。ファンは待ってる。