日本のいちばん長い日(1967/東宝)

浅草東宝のオールナイトで、『日本のいちばん長い日』(監督:岡本喜八)を鑑賞する。東宝男優陣オールスターの豪華キャストで、大宅壮一原作による終戦の日の秘話を描く。タイトルに違わず、上映時間も2時間30分と長い。橋本忍の脚本を得て、監督らしからぬ重厚な仕上がりとなっている。何度観ても飽きない傑作だ。日本人なら一度は観てほしい。
三船敏郎が演じて終戦に殉じた阿南惟幾陸軍相の息子が、2002年、北朝鮮人亡命問題で物議*1を醸した阿南惟茂駐中大使である。親子とは言え、雲泥の差だ。

*1:厄介ごとに巻き込まれたくないので、「北朝鮮からの亡命者が侵入しても追い返せ」と領事館に指示していた。